Saturday, December 2, 2017

鉄キレート


サプリなんかでキレートできるのか?と言われそうだが、にょろんの実験結果ではできているようで、キレートの効果と副作用を確認してます。 鉄なしのマルチミネラルを同時に服用しても効果がある。(というか、にょろは食物繊維や野菜の摂取不足なだけかもしれないw)



ビタミンK2/D3

これが不足しているとカルシウム代謝によくない。鉄キレート剤がカルシウム不足を起こしかねないので、十分にビタミンK2を補給してカルシウム不足にならないように対策する。

ビタミンK2 (MK-4) でカルシウム代謝が十分に機能するように半年くらい事前に飲むこと。V.K.は 1mg 以上 V.D.は 2000IU-4000IU


拮抗ミネラル

鉄と拮抗するミネラルにマンガンがある。キレートの前に試して見る価値はあるかも?

https://draxe.com/manganese/


にょろんの感覚では、カリウムが鉄の排出を促進する気がする。


鉄キレート用サプリ


鉄を盗るには以下のキレート剤を併用する



・フィチン酸CaMg塩 (IP6)

定番の鉄キレート剤。フェリチンが多すぎる人たちが使っていてフェリチン値をさげたりしているようです。ヒトは1日 500-2500mgのフィチン酸を食事で摂取しているようなので、500-1000mg程度は問題ないと思います。




・クルクミン

ウコン、ターメリックに含まれている。市販されているカレー粉では食品添加物の規制があるのか?わからないけど、効果は確認できていません。が、スパイス用のターメリックでは効果を確認できています。ウコン、ターメリックの濃縮サプリで良いと思います。わたしは、DHCの110倍濃縮ウコン1粒からはじめました。最初はこれだけでキレート作用が強すぎて大変でした。




・Pine Bark Extract (Pycnogenol)
効果は比較的弱い
松に含まれてるらしい。
プロシアニジンが3価の鉄とキレートすると考えられている。
75-300mg/日



・ルチンケルセチン

効果は弱い
たまねぎや蕎麦に含まれている。



・EGCG

お茶のタンニン



・MSM (メチルスルホニルメタン)

正確にはキレート作用はないと書かれているのですが、飲むとどう考えてもキレート作用だろと思わずにはいられない作用を感じる。200mg - 500mg / 日 で十分。



・シリカ、ケイ酸

にょろんには副作用が強すぎるので使用中止。十分量のマグネシウムを補給。

キレートと言うよりはマグネシウムといっしょに消費されて
骨になって足りなくなっている感じもするけど、
マグネシウムとともに尿として排出されている可能性もあると思う。

シリカ(ケイ素)は一部の穀類豆類などの胚芽や食物繊維などに入ってるらしい
サプリの場合は本当に少量を時間かけて長期で摂取する方向性

サプリでは摂り過ぎで副作用が出たときにはすぐにしばらく中止すること
でも効果がすごくて止められないくらいの中毒性を感じる
ウガイだけでもやりすぎると軟骨によくない


・米ぬか

シリカの代わり。ただし、米はヒ素が少し多い



・納豆

EDTA比で60%のキレート作用があるらしい。食べていて気がついた。口の中の状態の変化で分かる。便秘が酷くなるときは、マグネシウムとカルシウムを摂る。



・クロロフィリン

クロロフィルの誘導体。唾液や口内環境がよくなると言われる。便秘にもいい傾向あり。


・ペクチン
重金属用のキレート剤。カルシウムともくっつく。


・クロロゲン酸 / カフェイン酸
まだ試してない。



注意点

・ミネラル不足の状態では決してやらないこと
・ミネラル検査などでカルシウムが不足してないことを確認すること
・低年齢や高齢者などは絶対にやらないこと
・キレート前にはビタミンK2(2mg)とビタミンD3(1000-2000IU)を半年補給しカルシウム欠乏対策とすること

・ビタミンK
キレートの前に必ずVKとVDの補給を3ヶ月以上やること
K1(PK) なら 1,000 mcg
K2(MK-4)なら 1,500mcg
K2(MK-7)なら 360mcg あるいは納豆

・ビタミンA
過剰摂取が無いようカロテンによる摂取に切り替えること

・ビタミンD
万が一にもカルシウム不足にならないよう2000-4000IU程度補給する
特に体脂肪が少ない痩せでは脂溶性ビタミンが欠乏しないようにする
ビタミンDはカルシウムを血中に集めるせいか、口内に歯垢歯石が付きにくくなる

・マルチミネラル
RDA100%補給してもキレート効果に変わりはない。体の状況や食事状況に応じて補給が望ましい。



おまけ

1. 不安定鉄の副作用をおさえるサプリ

・ヘスペリジン

みかんの皮に入ってるそうです。みかんジュースでも十分。


2. 体内の細胞で鉄をキレートしているのはクエン酸イオンらしい


関連サイト
https://www.lifeextension.com/Magazine/2012/3/Excess-Iron-Brain-Degeneration/Page-01
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5537786/



ポイント

水溶性のキレート剤と親油性のキレート剤の両方をつかうこと。



期間

3ヶ月 ~ 6ヶ月くらい。
長期の継続はミネラルの過剰な排出になる可能性があり、よくないと書いてありました。
3ヶ月やったらしばらく休んだほうがいいと思う


効用

鉄デトックス

・体内の不安定鉄(自由鉄)へのキレートによりフェントン反応による酸化ストレスを低下

・キレートして腸から体内への取り込み抑制、体外への排出促進 (便、尿)

・鉄がないと細菌は生きていけない。口内に歯石が付きにくくなる


禁忌

・栄養状態が悪い人
・痩せている人
・低BMI
・鉄欠乏性貧血の人

・子供老人への適用


副作用

・頻尿
当初はサプリの最低用量1カプセルで酷い頻尿になりましたが、デトックスが終わると頻尿は消えました。酷い場合は、カプセルを開けて水に溶かして用量を少なくします。

・便秘
酷い便日になると大変ですので、キレート剤は少量から始めるようにしてください。酷い場合はキレートを中止すること。私はアマニ油で治りました。クエン酸マグネシウムなどのミネラルもいいらしい。わたしはアルギニンも効果あります。

・不安
健康な人に精神系の「不安」症状を説いても恐らく分かる人はいないと思います。患者や医者でさえ多くの人は区別できてないようですし病識を得るにはかなりの時間がかかるかもしれません。通常の不安との違いは、現実から明らかに乖離しはじめた現状認知と脅迫的な(不安の)観念でしょうか。鉄不足で起きる場合があるようです。私の場合はキレートサプリの摂取を中止しアマニ油で治りました。不安にはビタミンD3も良いかもしれません。



吸収抑制

フィチン酸、タンニン、制酸剤


競合ミネラル

コバルト、ストロンチウム、マンガン、亜鉛、カルシウム


吸収促進

ビタミンC、クエン酸

http://sickle.bwh.harvard.edu/iron_absorption.html


その他

鉄の血中濃度にはサーカディアンリズムがあって、夜から増えはじめて午前中にピークを迎えるようです。おかげで、目が覚めるとノドの細菌が繁殖して喉がイガイガです。寝る前に投与して尿意で睡眠が妨害されるのはよくないですし、朝起きてからでも十分に血中濃度は高いはずなので目が覚めてから投与で良いと思います。にょろの感覚だと、鉄のサーカディアンリズムが睡眠覚醒のリズムにも影響しているような気がしてます。逆に、夕方の投与は血中濃度が低いときの投与になり、効率が悪い気もします。

にょろは静脈炎で足に赤血球が沈着してる
NASH 非アルコール性脂肪肝も肝臓や脾臓への鉄の沈着があるというウワサがある
うつや痴呆もあたまの不安定鉄が多すぎるというウワサがある






参考サイト

Synthetic and natural iron chelators: therapeutic potential and clinical use

Excess Iron and Brain Degeneration: The Little-Known Link

HemochromatosisTargeted Nutritional Strategies

SelfHacked 鉄の減らし方

SelfHacked 重金属のデトックス(キレート)



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