Wednesday, June 14, 2017

硝酸とうつ


うつでは、一部のアミノ酸が減り、血中NO(一酸化窒素)が増えるらしい


硝酸を摂ると
・血流改善 → 抗うつ
になるのだろうか?

... にょろの場合もアミノ酸を主とする窒素代謝がうつと関連してるのは確認できてるが
... 既にうつはほとんど消えてるので、無機硝酸塩でどの程度の効果があるのか
... 再現実験できそうにはない

硝酸の摂取源は水道水が一番多いらしいのだが

そういえば、にょろは20代から水道水を飲まないようにしていた


しかし、ここでとんでもない事実がでてきた

亜硝酸はオルニチンと反応して窒素ガスとカルボン酸になるらしい事が判明

図の5


バンスライク反応と言うらしいんだけど

にょろは、大量のオルニチンでうつの気分が消えて良くなったのよ

どういうことかというと、J-Stageの

栄養と食糧Vol. 33 (1980) No. 3 P 156 Table4 から

亜硝酸と反応しやすいアミノ酸として

チロシン
オルニチン
メチオニン
ヒスチジン

があるわけよ


Trp, Cys, Asn, Gln がない


大量のオルニチンで、亜硝酸が消えて気分が改善した可能性がでてきた

それだけじゃない、これ大問題よ

なんとチロシンとメチオニンが入ってるじゃないですか!

両方とも、ニョロは不足気味なアミノ酸!

1つはメチオニンがメチオニン回路と関わっていて

1つはチロシンがドーパミン不足と関係する

1つはオルニチンが尿素回路の不調と関係することに

にょろは亜硝酸が多すぎるってことなのか?

どうして、こんなこと考えるかって言うと、あまりに符合しすぎなのよ

1.チロシン不足=ドーパミン不足
うつの意欲なしそのもの

2.メチオニン不足=>グリシン、コリン、レシチン不足
メチル化回路の不調はメチル基の不足であり、これもグリシンでの対応がなされるまで5年以上続いた。ホモシステイン血症じゃないかと思えるほどの状態だった。グリシンは数年以上摂取が必要だった。

3. 最後はオルニチン不足で尿素回路。にょろは実験から、なぜか尿素回路のアミノ酸群が追加しても追加しても減少するぽいことを確認してる。あまりに減少しすぎると思ってた。しかも、アルギニンは効果がなくオルニチンだけが効いた。オルニチンが不足したら、ミトコンドリアの毒を消せない。そして、このミトコンドリアの毒を消すのにα-ケトグルタル酸がよくて、実際にニョロの体で効果を確認済み。ミトコンドリア内にα-ケトグルタル酸を増やすにはリンゴ酸を摂ればよい。


どうも、おいしいデータの一部は載せなかったのかも?

表から抜けていた、トリプトファンとシステインは別の論文にデータが有った
(Proteins as scavengers of nitrite, Kiyomi Kikugawa and Tetsuta Kato, Tokyo college of Pharmacy)

システインのデータ。文句なし。


システイン(CySH) とトリプトファン(Trp) のデータ






これは総合アミノ酸といくつかのアミノ酸を強化して食事前に飲むか、
調味料として入れると亜硝酸が減っていいのかも?
別論文によると、アミンとの反応はpH 7近辺でもあるみたい
システインがよさげ

効果が高いアミノ酸はどれもにょろの症状ととても強く関連していて
メチオニンとヒスチジン以外は使ってるアミノ酸ばかり
こんな凄い相関ありえんわ




今、硝酸が多い野菜を試してるんだけど、胃があまりいい気分じゃないっぽいんだわ

そこでまた、オルニチンを入れてみたら・・・ あら不思議

胃が 少し気分よくなってきてる


どういうことなん?

亜硝酸が多すぎるってことなのか?

やはり腸内細菌叢の問題か?

血中の亜硝酸濃度は、血中の

・乳酸濃度
・LDLレベル

に反比例するらしい


うつ病というより、肝臓の病気に似てるかも


亜硝酸でメトヘモグロビン血症(貧血)になることがあるらしい
これも気になる

亜硝酸を腸内細菌が作り出すみたいなのでどうにもならない

現時点での対処としては、
・極力、硝酸態窒素やアミノ酸類、核酸類を必要最低限に抑えること
・食事の前に亜硝酸を減らすアミノ酸を摂ること


経験的には、トマトがよかったし、酒粕がよかったわけで、一致してるかも?
これらはアミノ酸も含まれていて硝酸が低いからよかったのかも?

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関連ブログ
http://suppli-and-food-life-dot-ny0r0n.blogspot.jp/2017/07/blog-post_6.html

まさかとは思いますが

シチジン(核酸)の問題も、このバンスライク反応の問題だったりするのだろうか?


参照 : http://www.tud.ttu.ee/im/Tonu.Reintamm/shabarova/2.1.html


うわあああああああああああああああああああああああああああああああ ><


どおりで、にょろが住むと 賃貸部屋の金属の取っ手が錆びるわけだ orz


金魚の水槽だと、炭酸カルシウムで中和するらしい

思うに
データからすると、亜硝酸を消してくれる野菜としては
システインやグルタミン酸が多い野菜を選ぶのがいい気がする

その他のアミノ酸が多い野菜なんてない気がするし

つまり、 タマネギや大豆、ブロッコリー、トマトとかを基本にした食事にするといいかも?

あとは硝酸が多い葉物野菜、肉や魚を少し制限しないといけない
これは、アミン類やアミノ酸(窒素)の摂取をコントロールするために必要



関連ブログ:
http://suppli-and-food-life-dot-ny0r0n.blogspot.jp/2017/07/blog-post_6.html



http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jo026154%2B

どうも、システインは亜硝酸との平衡があるっぽい








それだけではないみたいで
血液中のアルブミンとかの蛋白のSH基やリジン基に結合することがあるっぽい
SH基にくっつくのはどうもRedox(酸化還元)の平衡維持と関係しているっぽくて
そうだとすると、ORAC最強のastaxantinを試したくなってきたので注文した
(V.C.とV.E.は既にメンテ済み)
アスタキサンチンなんかでさらに改善するようなら、
にょろは通常では考えられないほどの酸化圧力に遭遇し、うつになったということになる。
アスタキサンチンは既に試したことがあるが、ニオイが酷すぎて中止してる。


生化学 85巻 12号 p1070





関連サイト
活性酸素の酸化ストレスによる生体分子の反応
http://photobiology.info/Buettner.html
IV. How Does 1O2 React with Lipids, Proteins and DNA?

関連語彙
ニトロサティブ・ストレス
N-homocysteinylation
HDL


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本題とは関係ないがこういう物を使う人もいるらしい

NMDA 受容体アンタゴニスト

・アグマチン
・マグネシウム
・NO (Nitrous Oxide)

硝酸はどう関係しているのかまったく不明



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