Wednesday, February 27, 2019

歩行速度、歩く速さは健康を反映している



年齢


黒:男性
白:女性

50代をすぎると歩行速度が低下する

https://journals.lww.com/jgpt/Fulltext/2009/32020/White_Paper___Walking_Speed__the_Sixth_Vital_Sign_.2.aspx#R2-2
https://www.semanticscholar.org/paper/White-paper%3A-%22walking-speed%3A-the-sixth-vital-sign%22.-Fritz-Lusardi/4dfb5052d7be6090947eb05f751227051141ec79






富裕層

上:富裕層


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3814237/






推定余命

左:男性、右:女性
Age:年齢
Gait:歩行速度

年齢別、歩行速度別の推定余命
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3080184/
https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/644554







骨折



歩行速度と腰骨折リスク

歩行速度が遅くなると骨折リスクが高くなる
https://link.springer.com/article/10.1007/s00198-016-3818-x






オメガ3脂肪酸
DHA+EPA


点線はQ1
実線はQ2-Q4
オメガ3脂肪酸の摂取量が少ないと歩行速度が低下する
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5636774/






マグネシウム

Δ血中マグネシウムvsΔ歩行速度


マグネシウムは歩行速度を改善
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25008857




タンパク質



タンパク質の
低摂取は老人ではフレイル・リスクを高める
高摂取は老人では負の相関となり、フレイル・リスクが低下
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6165078/




関連ブログ

握力は健康を反映している

Tuesday, February 26, 2019

頭痛



頭痛はカルシウム・チャネル・ブロッカーと関係が深そう

となると、マグネシウムが気になる

マグネシウムはカルシウムの邪魔をする。



偏頭痛

マグネシウムで治す人がいるらしい

カルシウム:マグネシウム比が高いらしいので、マグネシウムを多くするといいらしい








Sunday, February 24, 2019

ブラッククミンシードオイル



抗炎症作用とかもあるらしい


抗動脈硬化作用?

(ウサギ)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3136238/





なぜこんなのをみつけたかと言うと
以前、ブラッククミンシードオイルを飲んだことが有り
その時の作用が別のサプリ使用で再現されたから
ブラッククミンシードオイルは飲んでないのに同様の作用が出てきた
まだ良いことなのか悪いことなのかわからないが
ブラッククミンシードオイルを使ってもいないのに
同様の作用が出てきたということ
どういうことなのか?



Wednesday, February 20, 2019

TMAO



心臓や血管、脳を梗塞にする原因らしい



TMAOになる栄養

4級アンモニウムがある分子

・ホスファチジルコリン(PC)
・コリン
・ベタイン (トリメチルグリシン)
・カルニチン



TMAOになるまで

食べてから腸内細菌が4級アンモニウムトリメチルアミン(TMA)に代謝するそうです。

そのTMAが肝臓で代謝されTMAOになるらしい





https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3086762/





心血管疾患のリスク


上段
a:コリン
b:TMAO
c:ベタイン


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15671215



全因死亡率

TMAOvs全因死亡率

https://www.nature.com/articles/s41598-017-13739-9




TMAOの血中濃度は
高齢、低HDL、低リン脂質、低メチル化や糖尿およびこれらの代謝と関連があり因子としてはSAH、TMA、コリン、性別が正の決定因子、
ホスファチジルコリン(PC)は負の決定因子。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26864355



Prothrombotic

TMAOは血栓ができやすくなるらしい

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5460631/



減らすには?

・肉よりも野菜を食べる
・肉を食べる時は水溶性食物繊維をいっしょに摂る
・食物繊維は1種類ではなく幅広いものを食べる
・ヒトでは食物繊維の有効性データがない?
・ビタミンB群+ビタミンD3
・レスベラトロール
・ピスタチオ
・芽キャベツ
https://selfhacked.com/blog/tmao/


ニンニク
ニンニクで減る?
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1756464615001735




関連サイト

赤肉からカルニチンを食べると腸でTMAOができて心血管疾患になるのか?
https://www.westonaprice.org/carnitine-and-heart-disease/

SelfHacked
https://selfhacked.com/blog/tmao/



関連ブログ

ホモシステイン対策
コリン
ベタイン






Tuesday, February 19, 2019

うつ気分


てんでわからない



ホモシステイン対策

メチル化代謝あるいはone carbon metabolism の問題

対処
1.葉酸+ビタミンB群
        葉酸は 200μg x 2-3回

2.ベタイン、コリン、

3.クレアチン、尿素回路アミノ酸(オルニチン、シトルリン、アルギニン)


経路1 ベタインー>ジメチルグリシンー>サルコシン⇔グリシン
経路2 コリンー>ベタインー>ジメチルグリシンー>サルコシン⇔グリシン
経路3 アルギニン+グリシンー>オルニチン+クレアチンー>サルコシン⇔グリシン

※葉酸がないとサルコシンがホルムアルデヒドを生成するようにみえる





・電解質

おそらく
膵臓あるいはインスリン抵抗性

と関係か ?

1.カルシウム+ビタミンD3+ビタミンK1/K2
        カルシウムはリン酸ありとリン酸なしでリンの量を調整
        カルシウム(Carbonate/Citrate/Malate) の不足が顕著
        ビタミンKはPK/MK-4/MK-7のすべてを摂る
2.マグネシウム(Oxide/Citrate/Carbonate)
3.カリウム(Chloride/Citrate)の不足が顕著
4.リン
        有機リンと無機リン(リン酸)とがある
        調整法は不明





・アルデヒド対策
システイン
ナイアシン
キノン(ビタミンK)



・その他
毎日じゃないけど歯を磨くようになったのはすごい進歩
小学生の頃から言われないと歯を磨くことはなかった
中学以降もあまり磨かず
20代は磨けば血だらけ
今は磨いても血はまず出ない
物凄くよくなった

おそらくは、歯を磨くと汚れが落ちることが
歯を磨くようになった一番大きな要因だとおもう
汚れが落ちるとツルツルになる。
40代までは、磨いても落ちない歯垢でネバネバ状態だった
今から思うと磨き方の問題ではない
どうもカルシウム代謝に関連する栄養の問題のようだ

歯垢はカルシウムで出来ているらしい
つまり、体のカルシウム濃度を調整できていない
関連する栄養素は
ビタミンD、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム
このうち、ビタミンKが一番効いていると思う
今はいずれも摂取しているので、カルシウム濃度は高くなっていなければならない
なのに、歯垢が落ちやすいのは ビタミンKのおかげだと思う
ビタミンK依存タンパク質がカルシウムを掃除してくれていると思う

次は、MSM。これで歯垢が取れやすくなる。
ウガイにつかうが、飲んでも良い。

歯を磨けば効果がある!これは凄いこと。
40代までは、磨いても効果がなかった。
ほとんど徒労にしか感じられなかった。

磨こうと思うことそれだけで凄い
それが習慣になってきつつある

これらに共通するのは、(リン酸)カルシウム

MSMはリン酸カルシウムを溶かすと言われる。実感はあるが、論文が見つからない。

ビタミンKはucMGPタンパクをカルボキシル化して石灰化を抑制すると言われる
石灰化とはリン酸過多でリン酸カルシウムが血管に蓄積することである
cMGPを増やすようにVK2/VD3/カロテン/Mgのバランスを考えてみる。
MGPはなぜかリン酸なし(dp-cMGP/dp-ucMGP)とリン酸あり(p-cMGP/p-ucMGP)がある。
ビタミンKは dp-ucMGPをカルボキシル化して dp-cMGPにする
野菜を食べてからリンを食えばいいのか?





うつ気分がとれた

2019年3月下旬に
銅が多い「ホタルイカ+カシューナッツ+ゆでダコ」を1週間食べたら
消えた。
銅じゃなくてビタミンDが効いてきているのかもしれない。

およそ20年ぶりのことである
その前にうつ気分だったのは
大学生のときにあった。しかし、締め切りには間に合わせていた。
その前にうつ気分だったのは
高校1年のとき。 治すのに1年くらいかかった。






非定型うつ


非定型うつにはMAOIが著効するらしい。

処方薬は日本にはないらしい。ヒスタミンの代謝分解をも阻害するのが気になる


天然のMAOI
ウィキペディアより

なんか麻薬規制とかもありそうなのでこの中で使えるのは、クルクミンくらいかな

さて、MAOIには副作用があるらしい。

チラミンとヒスチジンを含む食品には注意しないといけないらしい。

(福岡県薬剤師会)

チラミンはモノアミンの一種で、モノアミン酸化酵素(MAO)により不活化される。イソニアジドは、MAO阻害作用を有し、チラミンの代謝を阻害するため、そのまま腸管から吸収され、アドレナリン作動性神経終末に取り込まれてノルアドレナリンの遊離を促進し、血圧上昇、発汗、動悸、頭痛等を起こす可能性がある。
また、ヒスチジンは細菌等によりヒスタミンに変化するが、MAO阻害作用によりヒスタミンの代謝が阻害されるため、発汗、そう痒、悪心等を起こす可能性がある。




多く含む主な食品
チラミン チーズ、ニシンの塩漬け、醤油、牛レバー、サラミ、みそ等
ヒスチジン 鮮魚:マグロ、ブリ、ハマチ、サバ、サンマ、イワシ等 
干物:サンマ、イワシ、アジ等



チラミンが多い食品(英語PDF)


クルクミンなんて作用は弱いはず。今までそんな作用感じたことない。
ならば、そいつらをいっしょに食べればいいのでは?
さすがにヒスチジンを積極的に食べたいとは思わないけど

チーズと味噌かな

要注意なのは、そら豆。
中国産のいかり豆とか寝れなくなるくらい効くことがある。
英語のウィキに書いてあるけど、実際に体験済み。
それ以来、いかり豆は午前中にしか食べない。


MAOIなのでトリプトファンなどにも効いてくるはず

トリプタミン関連にも同じことが言えるのではないのだろうか?


魚、肉、チーズ、サラミ、ワイン、ビール、果物、野菜、柑橘類、チョコレート、ソーセージ(魚、肉類)


バナナやゴルゴンゾーラに多いみたい
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0039914016301862



ヒスタミンとの関係


MAOIはヒスタミンの分解代謝酵素としてのMAOをも阻害することになる?










Monday, February 18, 2019

MGP Matrix Gla Protein






ビタミンKによりカルボキシル化され
さらにリン酸化(phosphorylation)を受ける
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4017083/




こちらでは
リン酸化を受けてから、ビタミンKでカルボキシル化されてる。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2721482/




全因死亡率
心血管疾患死亡率


左:全因死亡率
右:心血管疾患の死亡率
カルボキシル化されていないucMGPが多すぎると死亡率が高くなる
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5748784/







石灰化リスク

tucMGP :トータルのucMGPつまり低カルボキシル化MGP

血中tucMGP濃度vs石灰化リスク
https://www.internationaljournalofcardiology.com/article/S0167-5273(13)01624-0/fulltext
多いのは、ucMGPを多くしないと間に合わないということか?
つまりビタミンK不足?




ビタミンD+レチノールで cMGPが増え ucMGP/cMGP 比を下げる
https://academic.oup.com/jn/article/138/12/2337/4670156

結果として、石灰化を予防。



カルボキシル化



フィロキノン摂取ではあまりカルボキシル化されない。

https://academic.oup.com/ndt/article/29/7/1385/1842871







メナキノンを摂取するほどucMGPは低下する
(ビタミンK2のカルボキシル化)
https://academic.oup.com/ndt/article/29/7/1385/1842871







eGFR


estimated Glomerular filtration rate 

左図:未調整
右図:多変数調整済

eGFRが正常なほどdp-ucMGPが少なくなる
https://academic.oup.com/ajh/article/31/9/988/4997019
つまり、ビタミンKでMGPがカルボキシル化されているほど
腎臓は正常を保ちやすいと思われる。
MGPの石灰化抑止作用が腎臓の毛細血管によいと思われる。
ビタミンKとしてはK2(MK-7)が入手しやすく360mcgで60%のdp-ucMGPをカルボキシ化と効果も高い。



GFR

慢性腎臓病(CKD)

GFRが高いほど、dp-ucMGPは低くなる
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2849687/

つまり、腎機能が正常なほどビタミンK2が十分にあると考えられ、
MGPはカルボキシル化されているためにucMGPは低くなると思われる。





石灰化
(動脈硬化)




ビタミンK2によるカルボキシル化を受けていないucMGPが多いほど
動脈の石灰化が進む
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2849687/













Friday, February 15, 2019

アルデヒド



どうもアルデヒドは鬱と関連しているっぽい
アルデヒドの害を減らしたい


胃がん防止にシステイン

アルデヒドが60%低下するらしい
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20150330_02web.pdf
にょろんの家系は、食道がんも胃がんもやっているので硫黄を少し摂ったほうがいいかも




キューピーのよ・い・と・き(酢酸菌)がアルデヒド分解酵素を生産するらしい



アメリカには 
Essential AD2 - Patented & Clinically Proven for ALDH2 Deficiency and Alcohol Flush Reaction
というものがあるみたい



紫蘇のペリアルデヒドがラットで鬱を緩和したとする論文がある
体内にある抗酸化のチオレドキシン代謝が関連するらしい



動物ではアルデヒド分解酵素を活性化すると鬱や不安類似行動が減るらしい
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26254233




糖尿では脂肪酸が酸化されてアルデヒドができる


http://www.jbc.org/content/279/8/6261.full

アルデヒドをキノンで分解する経路がある。
https://www.genome.jp/dbget-bin/www_bget?1.2.5.2





葉酸ー>ホルムアルデヒドの解毒



https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.biochem.7b01261



不安


不安

不安と関連する因子?
クロム、葉酸、イノシトール、コリン、セリン、銅、マグネシウム、セレン、亜鉛、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6、ビタミンD、ビタミンE、カルニチン
https://www.spectracell.com/media/uploaded/d/0e2007949_disease-wheel-anxiety.pdf




不安を和らげる栄養と食品

・トリプトファン
・オメガ3脂肪酸
・マグネシウム
・低GI食品
・葉酸とビタミンB群


・ギリシャヨーグルト  - プロバイオティクス
・鮭、サーモン - オメガ3脂肪酸
・全粒穀物 - マグネシウム、低GI食品
・牛ステーキ - ビタミンB
・七面鳥(ターキー) - トリプトファン


https://www.everydayhealth.com/anxiety-pictures/anxiety-foods-that-help-foods-that-hurt-0118.aspx#9-foods-that-help-or-hurt-anxiety




不安に良くない食べ物

・加工食品
・アルコール
・砂糖 - インスリン関連か?
・コーヒー
https://www.everydayhealth.com/anxiety-pictures/anxiety-foods-that-help-foods-that-hurt-0118.aspx#9-foods-that-help-or-hurt-anxiety

良くない食べ物はアルデヒドにつながる気がしてきた

どうも鬱はアルデヒド分解酵素と関連があるみたい。
アルデヒド分解酵素はミトコンドリアに存在するけど遺伝子は核ゲノムにあるらしい

紫蘇のペリアルデヒドが鬱を緩和したとする論文がある
体内にある抗酸化のチオレドキシン代謝が関連するらしい



ヒスチジン摂取が足りないと脳のヒスタミンが不足して不安になる?
https://academic.oup.com/jn/article/144/10/1637/4575123


Cu/Zn比
亜鉛が足りてない?
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3738454/




子供ではビタミンD摂取で改善(サウジアラビア)
https://www.omicsonline.org/open-access/the-benefit-of-vitamin-d-therapy-on-psychological-aspects-in-children-andadolescents-in-western-saudi-arabia-2155-6156-1000748.php?aid=90266&view=mobile





・リジン+アルギニン



グラフがちょっとアレだけど、不安が低下してる
http://www.ergo-log.com/combination-l-lysine-and-l-arginine-reduces-stress-lowers-cortisol-levels.html




Monday, February 11, 2019

eGFR 推定GFR

腎臓の数値
クレアチニンをもとにした糸球体濾過量の推算値
eGFR: estimated glomerular filtration rate



アメリカの基準はここ

日本人は腎臓が弱いみたい



散布図
日本人

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/cat740/houkokusho/h28/houkokusho_15.pdf



年齢階級別


日本人


https://www.kyoukaikenpo.or.jp/~/media/Files/honbu/cat740/houkokusho/h28/houkokusho_15.pdf






年齢別、eGFR、ACR別分布


ACR:アルブミンークレアチニン比率 (albumin - creatinine ratio)

スイスでの例

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3700872/






全因死亡率


左上図:全因死亡率(男女別)
緑:男
赤:女
70~100の間ならなんとかかんとか?
https://www.bmj.com/content/346/bmj.f324




慢性腎臓病
eGFR

高血圧症

ホモシステインが高いほど、腎臓病のリスクが上がり、eGFRも低下する
葉酸濃度が高いほど、腎臓病のリスクが下がり、eGFRも上昇する
https://www.nature.com/articles/srep16268





葉酸

葉酸摂取量とeGFR

葉酸摂取量が少ないとeGFRが低下する傾向がある
あるいは、eGFRが低いと葉酸摂取量が低下
 (QOLが悪くて食べれないとかあるのだろうか?)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4445697/





MGP


Matrix Gla Protein

左図:未調整
右図:多変数調整済

dp-ucMGPが少ないほど eGFRは正常に近づく
https://academic.oup.com/ajh/article/31/9/988/4997019
つまり、ビタミンKでMGPがカルボキシル化されているほど
腎臓は正常を保ちやすいと思われる。
MGPの石灰化抑止作用が腎臓の毛細血管によいと思われる。
ビタミンKとしてはK2(MK-7)が入手しやすく360mcgで60%のdp-ucMGPをカルボキシ化。






Saturday, February 9, 2019

石灰化

動脈硬化
冠状動脈(coronary artery)閉塞
石灰沈着性腱板炎(肩)
腎臓などの結石
歯石
ハゲ(石灰化によるハゲ、baldness)
など


摂取したほうがいい栄養素


長鎖オメガ3脂肪酸
カルシウム          ※800mg/日以上摂取
                              ※ただし腎臓病、副甲状腺機能更新症を除く
マグネシウム      ※380mg/日以上摂取
ビタミンD           ※75nmol/L以上にすること。
ビタミンK1         ※0.5mg/日を摂取
EGCG
レスベラトロール
葉酸                      ※40nmol/L以上にすること。葉酸500μg/日に相当


避けたほうがいい栄養素


トランス脂肪酸
砂糖
無機リン               ※加工食品に多い
ビタミンE
ホモシステイン   ※12μmol/L以下にすること


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4425113/



動脈硬化の栄養
Vitamins A, B12, C, D, E, and K
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5266829/



石灰化の仕組み





ビタミンDが起点
https://www.kidney-international.org/article/S0085-2538(15)55495-1/fulltext


オステオポンチン(OPN)が石灰化を予防するらしい
そのオステオポンチンを増やすのが活性型ビタミンDらしい
活性型ビタミンDはクロト経由でもリン濃度が低下するらしい
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3511664/


インスリンを信号として腎臓がビタミンDを活性化する模様

インスリンは炭水化物を食べれば良い



石灰化の仕組み


MGP:Matrix Gla Protein
Pi:リン酸
PPi:ピロリン酸
石灰化因子
1.高リン血症
2.石灰化抑制因子の喪失
3.PTH (記載なし)
石灰化抑制因子
1.マグネシウム
2.Fetuin A - 遊離脂肪酸(FFA)の輸送タンパク質
3.MGP - ビタミンK2依存タンパク質。カルシウムとの親和性が高い。
4.ピロリン酸 - リン酸が2つつながったもの。ATPから切り離される

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4455827/






マグネシウム

石灰化を抑制するらしい
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1548559517302148




ビタミンK2


左:動脈石灰化
右:心血管系死亡率
ビタミンK2摂取群は約50%低い

https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrgDRO05s5TjuBd1ry55jSSUsAWnJ89H8kiesekHg_t-ETn1XkGOo09F28WF3waD403Ul6gxMAzP1t18edLGWupAU6HCXnhWiFtO_ocxDQ7gnvR6p4GzVfhCKa2nAEcvDnZ5oTIt6d0Vw/s640/high_vitamin_k2_intake.png
ロッテルダム研究
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15514282




ビタミンD+ビタミンA

多く摂りすぎないようにカロテンとして摂取する。
レチノールはビタミンDとともにカルボキシ化されたMGPを増やす。
https://chrismasterjohnphd.com/2009/04/07/tufts-university-confirms-that-vitamin/
https://academic.oup.com/jn/article/138/12/2337/4670156

腎臓を保護するので結石とかにも良さそう。
太陽の恵みの野菜にカロテンが含まれている。




MSM

Methylsulfonylmethaneがリン酸カルシウムなど余分なカルシウムを溶かすと言う説がある。
しかし、論文が見つからないものの、実感はある。歯が清流状態になりやすくなる。


MSMとMAP(Magnesium Ascorbyl Phosphate) でコラーゲンやケラチンが増え
ハゲを改善するらしい
https://selfhacked.com/blog/methylsulfonylmethane-msm/
http://cellvitamin.webmoa21.co.kr/down/shanmugametal.pdf






関連サイト

https://swansonhealthcenter.com/health-issues/calcification-of-arteries/


サーカディアンリズム

食事との関係

インスリン



左:高インスリン時
右:低インスリン時


https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(14)00456-4



膵臓

グルコース濃度とβ細胞

左図:低グルコース
右図:高グルコース

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3513215/



BMAL1の日内変動





サーカディアンリズムをつかさどるBMAL1はすべての細胞で動いているらしい



細胞間のマグネシウムとカリウムもサーカディアンリズムを刻んでいる模様


上段(a, b):    緑線 K カリウム
                              青線 Mg マグネシウム
下段左図(c):   青線 Mg マグネシウム


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4886825/


マグネシウムの概日リズム


昼間は葉緑体を食べてマグネシウムを摂取しているので
それを細胞エネルギー代謝の概日リズムの基準にしているということかな?
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4886825/



コルチゾールの概日リズム


下段の破線:コルチゾール



レプチンとコルチゾールの概日リズム




レプチンは満腹信号。昼間食べて昼間上昇。夜は下る。
コルチゾールは飢餓信号?

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1440-1681.2007.04541.x
https://academic.oup.com/jcem/article/88/6/2838/2845633







レプチンは食事で昼間高くなり、夜は食べないので低くなる
関連する生体物質:コルチゾール、インスリン、メラトニン
http://caloriesproper.com/melatonin-is-the-chemical-expression-of-darkness/


レプチンを上げるには、事前にビタミンDの濃度をあげておいて
・炭水化物
・カリウム
・カルシウム
を同時に摂取しインスリン放出で腎臓でビタミンDを活性化させるとよい
(カルシウム濃度を十分に高くするのが目的)

活性ビタミンDは腸からのカルシウム吸収を高める
ただし、ビタミンDの摂取量とカルシウムの量に気をつける必要がある
高用量のビタミンDはカルシウムの利用を4倍まで高め副作用が出る可能性がある
その場合、カルシウムは500mg/日までに制限が必要。
インスリン放出には
・アルギニン・トリプトファン(セロトニン)
も補助する



腸内細菌産生SCFAも概日リズムをつくっているらしい
https://www.nature.com/articles/s41598-018-19836-7
大腸に到達するまでは時間がかかるから昼間食べるしかなさそう



マグネシウムとカリウム
MgとKを同時に摂ることで昼であると教えることができるらしい
太古の先祖の馬もどきのPropalaeotheriumが草を食んでいたように
https://blog.bulletproof.com/hack-your-red-blood-cell-circadian-rhythm/


アンモニアもリズムを刻む?

D、H、Urea (アンモニア)

アンモニアとカリウムは同じリズムなの?


https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1550413112000514



カルシウム不足?

 概日リズムの引き込みでカルモジュリンが関係してる


https://www.genome.jp/kegg-bin/show_pathway?map04713+C00025



ビタミンDは腸内細菌叢を介して睡眠と関連してると考えられる
https://pdfs.semanticscholar.org/cd76/5b8933070c155982b6696c7071276351f38d.pdf





脂溶性ビタミンの概日リズム
(VitA/VitE/VitD/VitK)

脂溶性ビタミンの概日リズム(ウマ)
https://www.jcircadianrhythms.com/articles/10.1186/1740-3391-2-3/
脂溶性ビタミンは昼間に摂るほうが良さそう




人乳中アミノ酸の概日リズム

人乳中ヒスチジンの概日リズム

https://jab.zsf.jcu.cz/artkey/jab-201302-0002_evolution-of-the-circadian-profile-of-human-milk-amino-acids-during-breastfeeding.php





唾液

唾液の概日リズム

https://pocketdentistry.com/5-salivary-protection-against-toothwear-and-dental-caries/




オステオカルシン



オステオカルシンの転写レベルの概日リズム
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0022034508328012?journalCode=jdrb




リン酸


リン酸のサーカディアンリズム

https://academic.oup.com/ndt/article/24/8/2321/1942164





ドーパミン系神経を保護

サーカディアンリズムは BDNF → Nrf2 経由でドーパミン系神経を保護する
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0891584918315235





関連ブログ

概日リズムと覚醒障害

ナトリウム ( 塩 )


4-8gが適正範囲と思われる
極端な低ナトリウム食はむしろ死亡リスクを高める



全因死亡率

上段:死亡又は循環器系事象
中段:全因死亡率
下段:主な循環器系事象

尿からのナトリウム排泄量(g/日)と死亡リスク
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1311889




Na:K 比率


ナトリウムが多いと脂質プロファイル(TCやLDL)に悪影響を与える
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3866749/






Wednesday, February 6, 2019

リン


リンは寿命と関連しているらしい (クロト遺伝子)

リンは低いほうが長生きするらしいが、厚生省の推奨量でよさそう。


クレアチンで一時的にリン(リン酸)を倉庫に入れることが出来るのだろうか?


調整

歯垢歯石の状態で調整
歯石付きやすいならリンを減らす
歯石が付かず、BMIが低いならリンを追加


MSMで過剰なリンが低減する感じがしており、
硫黄との関係を考える必要があるかも
硫黄はBMIと相関しており、リンはBMIと逆相関している模様


過呼吸はリン酸不足を解消するのが目的?
過呼吸によるアルカローシスでリン酸が細胞に取り込まれるらしい
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3319220/
意識的に呼吸をするといいのか?


比率


カルシウム/リン > 0.74 (カルシウム:リン > 1:1.3)
で骨密度が高くなるらしい
http://d.hatena.ne.jp/kuiiji_harris/20130704/1372946903

Ca : P = 2:1が最適

PTH低下、骨密度低下を抑制、Ca吸収率上昇(ラット)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15751121

サプリメントはたいてい、2:1前後か食事分を差し引いた比率になってる


カルシウム:リン比率のよい食品
◎はくさい、ネギ、パセリ、ほうれん草


リン酸過剰


高リン血症は多くの場合で無症状
低カルシウム血症を呈することがある

https://emedicine.medscape.com/article/241185-clinical




リン酸不足の症状


骨の痛み、骨折
食欲不振
不安
疲労
呼吸の乱れ
イライラ
関節がかたくなる
しびれ
虚弱
体重の変化


https://www.healthline.com/health/phosphorus-deficiency#symptoms



関連疾患:低リン血症(Hypophosphatemia)


リン捕捉剤


心臓や血管の石灰化ではリン酸が多すぎるのが要因の1つみたいなので調べてみた。



炭酸カルシウム

酢酸カルシウム


https://en.wikipedia.org/wiki/Phosphate_binder


炭酸マグネシウム


https://www.hindawi.com/journals/bmri/2017/9035193/tab2/


どうも酢酸カルシウムのほうが効果ありそう。

酢を飲むといいのかも?

アップルサイダービネガーがいいのはリンをとるから?







サプリメント

※無機リンは石灰化の原因となりうるので摂らないほうが良い
calcium phosphate
Dicalcium phosphate 
Tricalcium phosphate
Ethanolamine phosphate  (うつでは血中濃度が低いとされる)
Magnesium phosphate (ホメオパシーくらいしか見つからない)
Potassium phosphate (ホメオパシーくらいしか見つからない)
Pyridoxal'5phosphate (ビタミンB6)




食品

リンが多い食品

豆類
ナッツ類
魚介類
加工食品 (ハム、ウィンナー、練り物、食品添加物として無機リンが多い)
※無機リンは石灰化の原因となりうるので摂らないほうが良い
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/phosphorus.html



https://dialysis.medipress.jp/doctor_qas/36



リンのピラミッド




 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4361095/

生態ピラミッドは、上に行くほど窒素とリンが多くなる?



摂取


透析患者


リンの摂取量はタンパク質摂取量と相関しており、摂らないわけにも行かない

https://cjasn.asnjournals.org/content/5/3/519

タンパク質摂取量 50g なら 11.8 x 50g + 78 = 668mgのリンを摂ることになる




タンパク質とリンの比率




http://www.holonicsystem.com/nutrition/t-tayori/201702.html






関連



摂取量と血中リン濃度




https://www.nap.edu/read/5776/chapter/7

摂取量 1200mg (40mmol)で 血中リン濃度が 1.0 mmol (30mg/L)になり最適となる






寿命


16:象
17:ヒト
18:ヒト(100歳長寿者)

血中リン濃度が低いほど長寿
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2862786/





リスク




全因死亡率

アメリカ
1400mg以下にすると良さそう
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3893724/





心血管疾患



血中リン濃度は少ないほど心血管疾患のリスクが低下
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/412363





心不全リスク


A) マグネシウム
B) リン
C) カルシウム
B) リンは1100未満に抑えるのが良さそう
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4135486/



痴呆リスク


上段 a:全体
中段 b:リンが2.5mg/dL以上
下段 c:リンが4.5mg/dL以上

2.5mg/dL~ 4.0mg/dLの範囲 ( 0.83mmol/L ~ 1.33mmol/L )が最適か?
摂取量にしておよそ1200mg/日前後
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0171377

こんなたくさん食べるの無理だろ





心筋梗塞の死亡率


急性心筋梗塞の患者死亡率(5年間)
3.0mg/dL(1.0mmol/L)前後が最適か?
摂取量にしておよそ1200mg/日前後
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0058348





BMI

1000KCal当たりリン摂取量とBMIの関係

摂取エネルギー当たりで、リン摂取量が多いとBMIが減る

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5188456/
まさか?痩せはリン多すぎなのか?





うつ、不安

鬱や不安では無機リンが鬱スコアと負の相関になるらしい
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/3659218

にょろんの不安はHypophosphatemiaぽい




サーカディアンリズム

リン酸のサーカディアンリズム

https://academic.oup.com/ndt/article/24/8/2321/1942164




ビタミンD



リンは活性ビタミンDと反対に動く
http://suppversity.blogspot.com/2012/05/hypothesis-does-vitamin-d-deficiency.html
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC423300/
ビタミンDを増やすにはリンの摂取を減らさないといけない




リンが多いと血中ビタミンDは低下する傾向がある
http://dev.nefro.elsevier.es/es-articulo-prepublicacion-serum-25-hydroxyvitamin-d-level-is-negatively-associated-with-serum-phosphorus-S0211699518300663




PTH


ラット
左図:カルシウム
右図:リン

https://www.revistanefrologia.com/en-serum-calcium-bone-effect-pth-articulo-X2013251414054538






pH



pH上昇で溶けにくくなる
https://link.springer.com/article/10.1007/s40204-015-0045-z

リン酸は炭酸塩といっしょに飲むといいのか?





にょろんの感想

リンは鬱気分の素



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