Saturday, April 14, 2018

ビタミンK


<実感>

飲んだサプリには
- K1 (phylloquinone)
- K2 (MK-4)
- K2 (MK-7)
が入っている

タイプによる違い


ビタミンK1 - 1.5mg ~ 不安の症状が出る。
                        この不安はカルシウム/マグネシウムで少し改善する。
                        MK-7でも不安の改善を感じた
                        K1からMK-4に変換する代謝ルートがある
                        野菜(K1)不足だったのだろうか?
                        リン不足なのだろうか?マグネシウム不足なのだろうか?


ビタミンK2 (MK-4) キレート作用を感じる。最大7.5mg/日まで
                         活性型なのでそのまま効く (カルボキシ化する)


ビタミンK2 (MK-7)  K1とは逆に不安を抑える。 100mcg x 8/日。
必要な時にMK-4に変換され活性化する
MK-7は血中濃度が安定しているせいか、末梢(足)にまで届いて作用しやすい感じ。
高用量では睡眠導入剤の代わりにもなる
MK-7は小腸のバクテリアからも分泌吸収されるらしい




ビタミンK 1の効果

・不安(ビタミンK1) - ただし製品によって不安の程度が違う。
 - ビタミンD不足はない。十分に補充したあとでも不安がのぞく


・睡眠(ビタミンK1)
 - 40年間の睡眠障害が収束
(ただし、これに伴う不安を治したら睡眠障害が再発、ビタミンD3で治療中)
 - サーカディアンリズムの復旧
 - 睡眠時間の短縮
 - 寝起きの苦しみが一切ない
 -ビタミンKサプリを飲まないとまだリズムが安定しないので当分補給する予定




眠くなってきたら、マルチミネラル(カルシウム)またはK1で眠気を抑える
朝起きて眠い時にはマルチミネラル(カルシウム) 、K1でもよい。
昼間はマルチミネラルを飲むときにはビタミンD3 1000IUといっしょに摂る

スフィンゴ脂質関連の代謝も関連してるっぽいので
セリン(グリシンまたはホスファチジルセリン)を寝る前に摂る
イノシトールも摂ると良いかも



ビタミンK2(MK-4)の効果


歯石をとる

https://www.drstevenlin.com/tartar-buildup/

言いすぎかもしれないが歯ブラシが簡単になる
流石にサプリなどでカルシウム摂取が多すぎると歯垢や歯石が少し付いてくる
にょろん的には、歯垢歯石虫歯には ビタミンK2とMSM、フィチン酸(IP6)がいい
歯に歯垢歯石などカルシウムが溜まるのはK2依存タンパク質が足りてないのかも
歯垢歯石の量は、血管の石灰化の程度を表しているのかもしれない
ビタミンDとカルシウムのとりすぎに注意
調整がうまくいくとマグネシウムで唾が清流状態になる




足の臭い

論文みつからず
にょろんは自分の体でみつけたことを検索しているが、これに該当する論文はない
これを始めたのはキレートによる足臭低減効果を確認してから。
K2依存タンパクか何かがキレート相当の作用をするはずという仮説がもと 。
高用量K2で寝起きの足がサラサラになる。
最初に気がついたのは 125%のK2を始めた年の夏に一時的に足臭が軽減。
2年目に量を医療級に増やしたら軽減される期間が長くなった。 さすがに晩秋には寒さで効果が落ちたが、さらに続けると足臭はほぼとれた。
合計2年かかった
足の臭いは骨密度と関連するのかもしれない?
おそらく、カルシウムなどが骨に行かず抹消の足から出てきて
細菌やカビなどがそのミネラルをもとにして繁殖するんだと思う。
あと脂もあまり出てこなくなる
となると、デブの脂性も同じってことか?



うつ/睡眠障害/先延ばし

ビタミンK2 (MK-4/MK-7)
にょろんの脳幹に効く。

MK-4 先延ばし気分の改善、うつ気分の改善。
           年単位の時間がかかる。5mg - 15mg 骨粗鬆症と同じってこと?
MK-7 SSRIが叩くところと同じところを叩いてくれる。高用量で就寝。(起床は別)
           睡眠相が後退せず前進する。

MK-7を高用量にしてから、意思と関係なしに
ほんのちょっとだけど本棚の整理/掃除、洗濯機まわりの掃除、玄関の掃除をした。
腕立てふせい20回とスクワット50回を日課のごとく始めた。体がやりたくなる。
意思でやりたいと思ったわけではない。
十分な濃度になると勝手にやりたくなるのか?




ビタミンK の最適量?

- K1 PK            500 mcg (μg) 血液凝固、ucMGPのカルボキシル化
- K2 MK-4     1,500 mcg 以上。ucOCおよびucMGPのカルボキシル化
- K2 MK-7        180 mcg(ucOC ▼60%; dp-ucMGP ▼31%)
                          360 mcg(ucOC ▼74%; dp-ucMGP ▼60%)
                         ※dp-ucMGP以外のMGP(p-ucMGP)には効果なし。
https://examine.com/supplements/vitamin-k/




ビタミンK が多い食品

- K1 PK         シソ、パセリ、ホウレンソウ、コマツナ、(味付け)海苔、わかめ
- K2 MK-4    卵黄
- K2 MK-7    納豆

日本の伝統食は良く出来てる

納豆でビタミンK(MK-7)の効果を感じることはないんだけど
納豆からの抽出サプリで 600mcg摂ったら翌朝、納豆とは違う効果を感じた。




ビタミンKの機能


https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18841274

によると

Other putative non-cofactor functions of vitamin K include the suppression of inflammation, prevention of brain oxidative damage and a role in sphingolipid synthesis

血液凝固以外のビタミンKの機能は・炎症抑制
・脳の酸化抑制
・スフィンゴ脂質の生合成に関係する

らしい


ビタミンKはサプリの条件をかなり満たしてる

サプリの7要素

1.抗血栓、血栓溶解作用、血管保護、血管拡張、血液サラサラ
2.キレート(鉄)
3.抗骨粗鬆症
4.抗酸化、REDOX改善、pH改善
5.抗炎症(含む抗TNF-αなどの抗サイトカイン)
6.抗アミロイド、抗リポフスチン、抗痴呆
7.抗脂肪肝、インスリン抵抗性改善


MGPとOC

MGP:Matrix Gla Protein
OC: Osteocalcin オステオカルシン

MGP:石灰化抑止
OC:骨の石灰化促進

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4580041/




カルボキシル化と脱カルボキシル化


Undercalboxylated:低カルボキシルOC
γ-carboxylated:カルボキシル化OC
GluOCはビタミンK2でカルボキシル化される
GlaOCは酸性環境(pH4.5)で脱カルボキシル化される(骨吸収)


https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0006295217300631




組織分布


マウスでの組織分布


https://slideplayer.com/slide/6223898/20/images/4/PK+PK+epoxide+MK-4+MK-4+epoxide+PK+Conc.%EF%BC%88pmol%2Fg%EF%BC%89+%C3%97100.jpg
PKで不安が出るのは副腎(adrenal glands)か?





死亡率

食事摂取からの推定では

ビタミンK1は 死亡率と逆相関するらしい
0.626 mcg/日以上の摂取が望ましいそうだ


図の一番低いオレンジ色の線が0.625mcgの群(Q4)
 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24647393



ビタミンK2は寝る前にカルシウム(マルチミネラル)
といっしょに飲むのがいい気がする。
寝ている間に骨になってくれることを祈って。





ビタミンK1は血糖値を下げる?









ビタミンK1摂取量と血中濃度



https://academic.oup.com/jn/article/132/6/1329/4687977
https://www.semanticscholar.org/paper/Dietary-and-nondietary-determinants-of-vitamin-K-in-Mckeown-Jacques/4a2bdf8f73a23b9e67902c541e8663951de971b0





骨密度

脊椎の骨密度

Vitamin D3+K2 > Vitamin K2 > Vitamin D3 > コントロール

ビタミン摂取の効果(2年)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11180916





トリグリセリド



女性



ビタミンK1はトリグリセリドと相関している
http://clinchem.aaccjnls.org/content/53/9/1706

K1はトリグリセリドとの親和性が高い





用量依存的カルボキシ化


lnは対数を意味する


ビタミンKが多くなるほど、カルボキシ化されたオステオカルシンが増える。
(低カルボキシ化オステオカルシンが減る)
https://www.nature.com/articles/1602037


母乳中のビタミンK


母親へのビタミンK/5mg投与で哺乳中乳児のビタミンK濃度上昇
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11787707



人乳





ビタミンK1摂取量をふやすとビタミンK2(MK-4)の量が増えてくる


https://www.cambridge.org/core/journals/british-journal-of-nutrition/article/menaquinone4-in-breast-milk-is-derived-from-dietary-phylloquinone/E077FC14D9115A9C967794FD1068811E







ビタミンKはミエリンのスフィンゴ脂質(sulfatides)やミエリンと関係があるみたい

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2891353/

https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnagi.2018.00213/full




ビタミンKは 1,4-NQ誘導体なので
MAOIとしての活性を有する可能性がある
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0197018612003063











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