Thursday, March 29, 2018

重合禁止剤は健康と関係あるのか?


重合禁止剤

捕捉剤


誰か詳しい人いないかな?

皮膚を白くする用途に使われてたらしい

どうもハイドロキノンは還元剤らしい

還元しすぎるのは、逆に癌になりやすくなったりするらしい

さて、天然の還元剤を探すと

・シュウ酸 (Oxalic acid)
 - ほうれん草、ソバの実、アーモンド、味噌、ビーツなど

・没食子酸 (Gallic acid)
  - 栗、ザクロ(Pomegranate Juice)、バナナなど

・エラグ酸 (Ellagic acid)
 - クルミ、栗、ブラックベリー、クランベリー、ザクロ(Pomegranate Juice)


エラグ酸はFDAから偽物療法の警告を受けてるらしw


エラグ酸


これは本物の可能性がある

正確には Ellagitannin とも言うらしい

エラギタンニンは腸内で分解されてエラギ酸になり

さらにウロリチンになるそうだ。

それは置いといて


ハイドロキノンは美容の分野では美白剤として用いられるぽい


ハイドロキノン



ハイドロキノンが酸化すると p-ベンゾキノンになる



ベンゾキノン


見覚えがありますわw


 CoQ10
(ユビキノン)






 同じですね

 もうひとつ



ビタミンK
K1 : フィロキノン
MK-4/7 : メナキノン






フラビン環 (Isoalloxazine誘導体)





全部キノン !


肌にいいかも?




エラグ酸もキノンも還元能と引き換えに発ガンのリスクが高くなる
日焼け止めのPABAもおなじ
側鎖を長くしてやるといいっぽい



キノンが小胞体(Endopalsmic reticulam)の α-synucleinの線維化を予防するらしい
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0197018612003063?via%3Dihub
アルツハイマーや一部の痴呆に関係するらしい


o-キノンの仲間たち
https://academic.oup.com/jn/article/130/4/719/4686720



ポリフェノール類が多い食品


ソース
https://www.nutritionadvance.com/nutrition/top-food-sources-polyphenols/


どうもポリフェノール類が意外とAGEsにいいっぽい

つまり、水酸基(-OH基)がたくさんくっついているやつ

3.4 ココアパウダー
2.1 セルリシード
1.6 ダークチョコレート
1.5 フラックスシードミール
1.2 栗
1.0 ローズマリー
0.46 大豆粉
0.34 オリーブ(緑)
0.32 バジル
0.28 カレー粉
0.24 大豆(炒り)
0.23 ミルクチョコレート
0.23 イチゴ
0.19 プルーン
0.18 アーモンド
0.16 ぶどう(黒)
0.14 ライ麦粉(全粒粉)
0.13 リンゴ
0.11 ほうれん草

たくさん食べられるのは「栗」ですね。

フラックスシードミールは日本じゃ手に入らない

ポリフェノール類を多く摂っていると血液サラサラになるらしい

キレート作用もあるとさらにいいかも?

Wednesday, March 28, 2018

CRP値

炎症を示すCRP値には

マグネシウムとビタミンCがいいらしい

Magnesium ascorbate あたりでよさそう


RAGEという受容体があって

これにAGEs が結合すると慢性の炎症になるらしい

抗AGEsサプリは

・カルノシン(ヒスチジン)
・アルギニン+リジン

その他には
・α-リポ酸
・クルクミン
・VC
・タウリン
・NAC
・イノシトール
・アスピリン


-------------------


ω3脂肪酸

右下:CRP vs ω3脂肪酸
ω3脂肪酸が高いとCRPは低くなる傾向がある
https://www.nature.com/articles/srep06697





オメガ3脂肪酸

DHAvsIMT頸動脈内皮厚
横軸がオメガ3脂肪酸濃度
縦軸がIMT
オメガ3脂肪酸(DHA/EPA)が多いほどIMT(頸動脈内皮厚)が低くなる傾向がある
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3164236/





オメガ3脂肪酸



Omega 3 index が4以上だとCRPが抑制される
https://www.semanticscholar.org/paper/Influence-of-omega-3-(n3)-index-on-performance-and-Lembke-Capodice/a193711ac812b2850e3c7d4c0da5f83cf236370a





DHA



DHAでCRPが低下
https://www.acefitness.org/education-and-resources/professional/prosource/september-2016/6042/fish-oil-showdown-anti-inflammatory-effects-of-epa-vs-dha





マグネシウム



マグネシウムの摂取量が多いほどCRPは低下する

https://www.nature.com/articles/ejcn20147

ビタミンD関連の酵素はマグネシウムを必要としているみたい。





ビタミンC



CRPが低いほど血中ビタミンCは高くなる
https://www.medfive.com/Vitamin_C.html





ビタミンD


EA:欧州系アメリカ人
AA:アフリカ系アメリカ人

欧州系アメリカ人では、ビタミンDが高くなるとCRPが低下する傾向にある
https://www.hindawi.com/journals/jnme/2012/475975/





ビタミンD投与によるhs-CRP低下



4000IU未満のほうが低下している
https://vitamindwiki.com/C-reactive+protein+%28heart+disease+marker%29+reduced+by+vitamin+D+%E2%80%93+meta-analysis+June+2014






活性型ビタミンD

透析患者(こども)

活性型ビタミンDが多いほどCRP値は低い傾向がある
https://jasn.asnjournals.org/content/19/6/1239






BMD (骨密度)

CRPが高くなるほど、骨密度は低下する傾向がある
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1002/art.34474







カルシウム(イオン)
ビタミンD


急性膵炎のイヌ


C) CRPが高くなるとカルシウムが低下
D) CRPが高くなるとビタミンDが低下
https://pdfs.semanticscholar.org/32c6/5409d61ecdbeadb6a54e99714586ee123b28.pdf




睡眠時間

睡眠時間 vs CRP
睡眠時間は7-8時間前後でCRPが一番低くなる
https://bmjopen.bmj.com/content/4/11/e006071




あまに油
Flaxseed oil
リポ酸

FO:Flaxseed Oil
LA:Lipoic Acid
高用量のアマニ油とリポ酸を摂るとCRPが低下する
https://www.semanticscholar.org/paper/Flaxseed-oil-and-%CE%B1-lipoic-acid-combination-reduces-Xu-Yang/5c5ee1e9f9dad326bfaa87e8139221702b508ea2



オメガ7
パルミトレイン酸




マカダミアオイルでも飲む?
https://www.omegawonders.com/blogs/news/17695540-the-first-randomized-controlled-trial-of-purified-palmitoleic-acid-supplementation-in-humans

https://www.lipidjournal.com/article/S1933-2874(14)00281-5/fulltext






腰囲



腰囲が大きいほどCRPが上昇する傾向にある
https://academic.oup.com/eurheartjsupp/article/8/suppl_B/B4/461962





季節性

hs-CRPの年間変動

hs-CRPはおよそ太陽と反対に動く 、つまり
12月に高くなり6月に低くなる
特に女性の変動が大きい
http://clinchem.aaccjnls.org/content/55/2/313




イソフラボン


イソフラボンとCRPは逆相関
イソフラボン(大豆)をとるほどCRPは低下
https://academic.oup.com/jn/article/138/4/753/4665041



CRP低下

この実験どおりだと
男は、生姜 0.84
女は、コンドロイチン 0.67 MSM 0.69 グルコサミン 0.73
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3571242/



生姜

リスク:0.695
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5093315/




最高血圧

最高血圧vsCRP
(非リューマチ患者)
CRPが高くなれば最高血圧に表れる
https://arthritis-research.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13075-018-1597-9










Tuesday, March 27, 2018

マグネシウムの摂取量


PRALの理論計算式に基づくと


The PRAL formula

pral =
0.49 * protein (g) +
0.037 * phosphorus (mg) -
0.021 * potassium (mg) -
0.026 * magnesium (mg) -
0.013 * calcium (mg)

PRAL式 = 0 を解けば酸の負荷がなくなる量が求まる

タンパク質を摂取したら 1/50 量のマグネシウムが必要

40g のタンパク質なら 753mg ものマグネシウム

同様に、

40g のタンパク質を摂取したら

カルシウムだけなら 1/25 量(1507mg)のを摂らないといけない

栄養基準だと RDA はたったの 360mg 程度となってる

これじゃマグネシウムしか摂らない場合、19gしかタンパク質を摂れない

日本の基準だとタンパク質を 70g だから

3等分だと

合計 544mg のカリウム、439mg のマグネシウムと 879mg のカルシウムが目標になる

(カリウムは1日4000mgが目標なので再計算が必要)

マグネシウムのLOAELは 6mg/kg bw/day らしい

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK109816/


ということは、マグネシウムだけで考えると

タンパク質は 318mg/kg bw/day になって

にょろの場合は摂れるたんぱく質が 15gまでになっちゃう

それ以上は、理論上は腎臓さんに負荷をかけることになる

カルシウムやカリウムの係数から

カルシウムだけ摂取するときが

一番プロテインを摂ることが出来る


カルシウムは1日あたり1000mg で全因死亡率が最小になる

Protein = 0.013 * Ca / 0.49 なので たんぱく質は26グラムまでとなる

Ca : Mg 比 = 2 : 1 で計算すると

カルシウム 1000mg と マグネシウム 500mg で たんぱく質 53グラムまでとなる

たんぱく質を70グラムにするには、カリウム396mg を追加することになる



タンパク質は ミネラルを摂った上でしか食べれない

トマトを食べてから肉を食べることになる

トランプ大統領のケチャップ好きは間違っていない


--------------
計算のやり直し

pral = 0 =
0.49 * protein (g) +
0.037 * phosphorus (500mg) -
0.021 * potassium (4,000mg) -
0.026 * magnesium (500mg) -
0.013 * calcium (1,000mg)


0.49 * protein + 0.037 * 1000 = 0.021 * 4,000 + 0.026 * 500 + 0.013 * 1,000

0.49 * protein + 37 = 110

protein = (110 -37) / 0.49 = 148.9 (g)


多すぎるわ。8割にすると

0.49 * protein + 0.037 * 800 = 0.021 * 3,200 + 0.026 * 400 + 0.013 * 800

protein = ( 88  - 29.6 ) / 0.49 = 119.1 (g)


酸負荷をニュートラルにすると

タンパク質 = 50 kg x 1.0g/Kg体重/日 で計算しても 50g/日なので

5割だと

0.49 * protein + 0.037 * 500 = 0.021 * 2,000 + 0.026 * 250 + 0.013 * 500

protein = (  55 - 18.5 ) / 0.49 = 74.4 (g)


日本の摂取基準だと

0.49 * protein + 0.037 * 1000 = 0.021 * 2,500 + 0.026 * 350 + 0.013 * 700

protein = (  70.7 - 37 ) / 0.49 = 68.7 (g)


ここから8割にすると

0.49 * protein + 0.037 * 800 = 0.021 * 2,000 + 0.026 * 280 + 0.013 * 560

protein = (  56.56 - 29.6 ) / 0.49 = 55.0 (g)





関連ブログ
マグネシウムの種類

PRAL とは何か?

REDOX系の抗酸化サプリ





グルグル回るかどうか

ぐるぐる回らないものは「終末抗酸化物質」と呼ぶらしい



・ナイアシンアミド [ NAD(P)H - NAD(P)+ ]

・グルタチオン [ GSH - GSSG ]

・ビタミンC


・ビタミンD

・ビタミンE

・ビタミンK

・リポ酸

・CoQ10

・システイン - シスチン

・PQQ

・FAD/FMN (ビタミンB2)


酵素

・SOD
 細胞質および細胞外
  ・銅
  ・亜鉛
 ミトコンドリア
  ・マンガン

・カタラーゼ
  ・鉄
  ・マンガン

・グルタチオン・ペルオキシダーゼ
・・セレン

・グルタチオン・リダクターゼ
・・ビタミンB2

・チオレドキシン


脂肪酸

・リノール酸(アラキドン酸)
・DHA


過酸化亜硝酸(peroxynitrite)対策

・メラトニン
・尿酸


・メラトニン
・オメガ3脂肪酸
・葉酸
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23703110








https://academic.oup.com/jn/article/131/2/369S/4686922


ビタミンK





電子伝達系でのビタミンKの関わり





ミトコンドリアと細胞質



https://www.omicsonline.org/copper-and-zinc-biological-role-and-significance-of-copper-zincimbalance-2161-0495.S3-001.php?aid=3055



ビタミンと微量ミネラルも必要みたい


GP : Glutathione Peroxidase
GR : Glutathione Reductase




にょろに足りないのはこの3つ

Glu   グルタミン(酸)
Cys   システイン
Gly   グリシン

これまでの20年で、グリシンとグルタミン酸の不足は確認してる。
どうやら、死ぬまで補給しないといけないっぽい

グリシンはベタインの代謝物でもある
ベタインはミトコンドリアとも絡む







リポ酸




https://www.orthomolecular.jp/nutrition/a_ripo/




抗酸化物質一覧






  





リノール酸


リポ蛋白内のリノール酸が多いほど血中の酸化ストレスが少なくなる
https://www.atherosclerosis-journal.com/article/0021-9150(94)90041-8/pdf



アラキドン酸とDHAの過酸化




アラキドン酸(AA)は 4HNEになり
DHAは4HHEになる
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0952327816302137


それぞれ、抗酸化能がある


リノール酸+アラキドン酸


リノール酸とアラキドン酸が多いほどROSが低くなる
https://aocs.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1007/s11745-002-0880-8
https://www.semanticscholar.org/paper/Dietary-n%E2%88%923-PUFA-alter-colonocyte-mitochondrial-and-Chapkin-Hong/06e283e5f6322116c7d25b18f984918287ff7401




DHA、4HHE、4HNE



それぞれ、濃度が高くなるとROSが低下する
 https://jneuroinflammation.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12974-018-1232-3