Sunday, September 24, 2017

α-GPC 過量投与の顛末

おそらく貴重な情報なので残しておく


α-GPC をとある理由から少し飲みすぎた。


飲んだ量

1日目 α-GPC 300mg X 4-5カプセル
            Iron fumarate (18mg) x 4
2日目 α-GPC 300mg X 4-5カプセル
            Iron fumarate (18mg) x 4

あまり覚えてないけどこのくらいのはず



3日目 300mg X 2カプセル
          午後に異常を把握
          この時点では、α-GPCが原因だとは思いもしなかった

          症状
          いつもなら尿意が出るべきところで代わりに便意を催す(複数回)
          尿量低下(無尿レベル) および 下痢(水様便)
          ただし病的な下痢ではなく痛みなどの異常は一切なし
          一応下痢なので、水分とカリウム、少量のマグネシウムを補給

4日目  尿量が若干復旧
           おかしいので内科医に行った
           内科医曰く「下痢だね」
           にょろ「こんな下痢はしたことがない」

5日目  処方された薬が効かないので調べたところ抗コリン薬であることに気づく
          そこで初めてコリンの飲み過ぎであることに気がついた。
          抗コリンの処方薬は効かないので中止。(※) α-GPC摂取の中止を決定。
          コリン多すぎて腸が元気すぎるのかも?
          早速、CDP-Choline を 250mg X 1錠 投与。
          すぐに効きはじめ、下痢は収束。尿量も半分以上復旧。

6日目  朝は起床後若干下痢っぽいので
           CDP-Choline を1錠投与。下痢は収束し安定することを確認。
           15時頃に切れてきた感じがしたのでさらに1錠投与。 直後に排便するが、
           心配してた下痢ではなく軟便だった。

7日目  朝の便が入院食のときと同じ便の硬さになる。

8日目  朝の便がちょっと硬すぎ。カルシウム等のミネラルを追加。




推定される遠因

にょろんは α-GPC を1年ほど前から睡眠対策で1-3カプセルほど摂取してる。
長期の摂取で、さすがにコリンが十分すぎるほど体内に蓄積してきていたのであろう。
やや多めの投与により副作用が出たという感じか?
補充は十分できてきていることの証左ととらえることもできる。

あと、鉄剤によるNitric Oxide 合成酵素の活性促進があったかもしれない。
NO系神経で腸の活動が亢進されるらしい。
後日、100%/day相当の鉄剤の継続だけで腸の蠕動運動活発化と便の軟便化を確認



新規の知見

再現試験などやりたくないのだが
今回の下痢はまったくと言っていいほど病的なものがなく
さらにウンコ(水様便)や収束後の便(軟便)などのニオイがほとんどない点が気になる
ニオイがほとんどない便であり、どういう機構でそのようなことになるのかとても気になる



血液検査の結果

コリンエステラーゼが低値(下限を若干割ってる)
これじゃコリン(α-GPC)が効きすぎるわけだ



※にょろさま理論の考察

これまでのにょろの経験から、
α-GPC はにょろの副交感神経系を亢進させることがわかっており
腸の活動亢進はこれによるものと推定される。

まず抗コリン薬はどういうわけか、にょろの体では効かないことが経験上わかっている
お腹や胸が痛くて救急車で運んでもらっても、処方される抗コリン剤は
ほとんどプラシーボと区別がつかないくらいにょろの体には効かない。

なぜCDP-Cholineなのか?
にょろの体ではCDP-Cholineが副交感神経系の過活動を抑えることが経験上わかっている。
(コリンを基質としてホスファチジルコリンを生合成してコリンが減るのかもしれない?)
交感神経と副交感神経のバランスを活動向きにしてくれる感じ。


気になるのは、腎臓の活動低下と思えるような尿量の急低下。
コリンの影響によるものなのだろうか?
いくら下痢様便とは言え、尿がほとんど出なくなるなんてことは今までなかったように思う。



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