Monday, August 21, 2017

TMAOはワルモノなのか?

L-carnitine in Hyperammonemia and Hepatic Encephalopathy
https://www.intechopen.com/download/pdf/35746.


まだ、にょろの体では実験をはじめたばかりですが

カルニチンが血中アンモニアを下げるということで、この論文ぽいものを読んだんです


TMAOという物質は、コリンやカルニチンを大量に摂取した場合、

腸内細菌によって代謝されて生成される物質

TMAOは動脈硬化を悪くすると言われています



でも、もし、にょろのようなアンモニア体質な個体だったとしたら、どうなんでしょう?


マウスに(トリメチルアミン基を含む)物質を投与したうえで、
アンモニアを投与したときの生存率



TMAOは、アンモニア毒に対する生存率はいまいちですが





グルタミン酸やNMDAで誘導される神経細胞毒下での生存率
(トリメチルアミン基を含む)物質を添加することで生存率が大きくあがる



一方でTMAOは、アンモニアで誘導されると思われる

グルタミン酸毒に対する神経細胞の生存率は高いんです



 

生きているうちは、 脳みそを守ってくれるようです


もしかすると、TMAOはヌートロピック(向知性薬)になる可能性さえあるかもしれません?

一部のサメはTMAOをたくさん含んでいて、そのサメを食べると酔っ払ったときのような感覚になるそうです。



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